組織の進む先を見据えたビジョン設定!目標がなければDXの荒波は乗り越えられない!

CURIMA
今回は、第二回です。日本の企業の未来を明るくしていきましょう!

意思決定に必要な情報を取捨選択しよう。ビジョンの設定の重要性

市場変化のスピードが速い中でビジネスに取り組むと、前例のないことが多い。

そこで、データをビジネス判断の根拠とし、常に変化に適応できるような企業体制を取る必要がある。

では、一体どんなデータを意思決定に用いるべきなのか。それは、「解決策を編み出せるデータ」である。

解決策を編み出せるデータとは、ゴールとなる活用イメージに近づくために必要なデータであり、それらを適切に収集することがビジネスの意思決定をより正確なものにする。

当然、設定すべきゴールは明確で全社的に共感を得ているものでなければ、正しいビジョンとはならない。

データに翻弄されてはならない。ビジネスにつなげるデータの集め方

集められるデータは、昔と比べてその種類も増えて、質も上がっている。

既存のビジネスで集まっているデータはとても貴重であり、まだまだ分析すればビジネス成功へのヒントが転がっていることが多い。

つまりは、これら既存データをもとに、新規ビジネスにつなげることも、一つの有効手段となる。

また、様々な業界で、様々なデータ活用事例が生まれており、例えば、予知保全、事務効率化、ニーズ予測などといった課題解決は、自社の施策とブラッシュアップさせることで、より広域的に、より効率的に、データ活用がしやすくなったといえる。

組織一体型のDXがどれだけ重要か。確実に成功を手にするには

収集するデータの質を高めるには、PoC(Proof of Concept:ビジネス・ユーザー目線から検証事項を設定して、必要最小限のIT技術で解決手段を見つける実証実験)を有効にすることが大切である。

質の高いデータを適切に分析できて始めて、データドリブン企業として成功することができる。

では、どうやって質の高いデータを集めるのか。それには、個々人が持つデータを全社的に活用しようと、各々が意識するマインドを持つことが必要となる。

例えば、個々人が自分の成功体験をシェアし、その情報が全社的に波及するように、別の個人が自身の成功体験に紐づけられるようにシステムを活用する、といった具合だ。もちろん、個人がそのように有効な情報を展開させられるよう、経営層は、自社の組織ビジョンに基づき、情報活動をしやすいように環境を常に整えなければならない。それらの環境がうまく回っている状態が「データドリブン企業として成功している」ことである。

また組織として成功に繋げるには、環境を整えるだけでは不十分で、PoCを正しく積み上げていく必要がある。

特に、やめる基準が曖昧であること、全社最適化になっていないことは、PDCAがうまく回らずPoCを運営できないことに繋がる。

これは、個々人にも組織にとっても成長に繋がらないので、せっかくゴールを設定しても、そこに近づく事は出来ない。データをうまく活用できるような運営づくり、組織づくりを常に心がけていきたい。

それではまた!人生に冒険を