2010年7月21日。これが最後の絵でした。まだ学生だったころ、絵を描いてはインスタに投稿し、イイネ!を集めてました。受験に入り、絵を描く時間も作らなくなってしまい、この日を最後に絵を描くことをやめてしまったのです。
20代も最後になり、仕事に追われる毎日で、ふと突然に心に穴が開きました。夢から覚めたような、自分の体を外から見ているような、そんな感覚に苛まれていったのです。
原因は、「信頼と裏切り」。気づくと、自分の中にいろんな人格の人間が住んでいました。一生をかけても消えることのない別の人格の自分たち。悩むことに疲れ、心も疲弊した先に、学生のころに描き続けていたスケッチボードを、たまたま手にしました。
「創作活動を再開させよう。」
これから先。自分の人生を見つめ直していく中で、心を落ち着かせるように、手を動かしていこうと思います。
きっと、「自分らしい何か」を見つけられると願って。